洗濯したのに服が臭い時ってありませんか?
特に汗をかきやすい夏場は、気になる方も多いのではないでしょうか。
服が臭くなる原因は、人間の体から分泌される汗や皮脂の汚れだけではありません。
周囲の環境や洗濯方法にも関係しています。そこで、この記事では、何度洗っても臭い服になってしまう原因と、衣類に染み付いた匂いをとる方法を調査しました。
洗濯しても汗臭いのはなぜ?
着ているうちに段々と汗臭くなってきたり、洗っても洗っても汗臭さが落ちなくなってしまう原因は衣類に繫殖したモラクセラという「雑菌」で水分や皮脂を養分として増殖します。
実は、汗汚れや皮脂汚れは洗濯するたびに完全に落としきれているわけではなく、どうしても繊維の奥に残ってしまいます。
この落としきれなかった汚れが雑菌の繁殖の元となり、臭いの原因になっています。
汗の臭いの原因とは?
汗の臭いの原因は、汗に含まれる成分が皮膚表面の常在菌に分解されることで発生するものです。
汗そのものは無臭なのですが、汗の種類や量、皮膚の状態、食生活、ストレスなどによって臭いが変わってしまいます。汗の臭いには以下のような種類があります。
汗をかきやすい人の特徴は?
- 3歳頃までに住んでいる地域の気候や環境によって汗腺の働きが決まり、その後も変化しない。
- 家族や親戚に全身汗かきの人がいると、遺伝の可能性がある。
- 身体が引き締まっていて代謝が良い人や、皮下脂肪や内臓脂肪が多い人は体温が上がりやすく、汗をかきやすい。
- 喫煙する人やお酒をよく飲む人は血管が拡張し、汗をかきやすくなる。
- 油ものや味の濃い食べ物が好きな人は味覚による発汗を引き起こしやすくなる。
- 女性はホルモンバランスに影響されやすく、月経や妊娠、更年期などで汗をかきやすくなる。
- 仕事などのストレスや緊張、不安感も汗をかきやすくする要因となる。
衣類から汗の匂いを取り除く方法とは?
衣類から汗の匂いを取り除くには、以下の3つのステップがあります。
- 洗濯前に予洗いする
- 水やぬるま湯に重曹や酢などを加えて衣類を浸けておくことで、汚れや臭いの元を浮かせて落とします。
- 洗濯機でしっかりと洗う
- 洗剤の量を適切にし、漂白剤や柔軟剤を使えるものは使い、洗濯ネットに入れて洗います。
- 乾燥させる
- 日光や風通しの良い場所に干すか、乾燥機を使って早めに乾燥させます。乾燥機を使う場合は、温度や時間を適切にし、乾燥シートを使います。
これらの方法を実践していただくと衣類から汗の匂いを取り除くことができます。
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酢や重曹を使って衣類を洗うとダメージはある?
酢や重曹は、それぞれ酸性とアルカリ性の物質で、汚れや臭いを分解したり中和したりする効果があります。
しかし、衣類によっては酢や重曹の使用に注意が必要な場合があります。
以上の点に注意して、酢や重曹を使って衣類を洗う場合は、以下の方法を実践するのがオススメです。
- 酢や重曹を水に薄めて予洗いする。水1リットルに対して酢大さじ1杯か重曹大さじ2杯程度が目安です。予洗いの時間は10分から30分程度です。
- 洗濯機で洗う際に、洗剤と一緒に酢か重曹を入れる。液体洗剤なら洗濯機に直接入れても良いですが、粉末洗剤なら粉末洗剤用の投入口に入れてください。酢か重曹の量は1回分の洗濯物に対してカップ1杯程度です。
- 乾燥させる際には、日光や風通しの良い場所に干すか、乾燥機を使ってください。乾燥機を使う場合は、温度や時間を適切にし、乾燥シートを使うと良いでしょう。
- 酢や重曹を水に薄めて予洗いする。水1リットルに対して酢大さじ1杯か重曹大さじ2杯程度が目安です。予洗いの時間は10分から30分程度です。
- 洗濯機で洗う際に、洗剤と一緒に酢か重曹を入れる。液体洗剤なら洗濯機に直接入れても良いですが、粉末洗剤なら粉末洗剤用の投入口に入れてください。酢か重曹の量は1回分の洗濯物に対してカップ1杯程度です。
- 乾燥させる際には、日光や風通しの良い場所に干すか、乾燥機を使ってください。乾燥機を使う場合は、温度や時間を適切にし、乾燥シートを使うと良いでしょう。
重曹と酢は、それぞれ異なる種類の汚れに効果的
重曹は油汚れや酸性汚れに、酢は水垢やアルカリ性汚れに有効です。
また、重曹と酢を組み合わせると、泡が出て汚れを浮かせる効果があります。
ですから、どちらが効果的かは、衣類の汚れの状態や素材によって異なります。
一概には言えませんが、一般的には以下のような場合に使い分けると良いでしょう。
- 重曹を使う場合
- 汗や皮脂などの酸性汚れがついている場合
- 油汚れや食べこぼしなどの油性汚れがついている場合
- 染み付いた臭いを消したい場合
- 綿やポリエステルなどの丈夫な素材の場合
- 酢を使う場合
- 水垢や石鹸カスなどのアルカリ性汚れがついている場合
- 雑菌やカビなどの菌類が繁殖している場合
- 色落ちや退色を防ぎたい場合
- 絹やウールなどのデリケートな素材の場合
- 重曹と酢を組み合わせる場合
- 汚れがへばりついている場合
- 排水口やシンクなどの水で洗い流せる場所の場合
- 酢の臭いを軽減したい場合
以上のように、重曹と酢はそれぞれ異なる効果を持っています。衣類の状態に応じて使い分けることで、より効果的に洗濯できます。
重曹と酢が入った洗剤はありますか?
重曹と酢が入った洗剤は、市販されているものはあまり見かけませんが、自宅で簡単に作ることができます。
重曹と酢は、それぞれアルカリ性と酸性の物質なので、混ぜると中和反応が起こります。
この反応で発生する泡は、汚れを浮かせたり、消臭効果があります。また、重曹には研磨作用や油汚れを分解する作用もあります。
- 重曹…1/2 カップ
- 食器用洗剤…25cc
- 酢…大さじ1/2
これらの材料をボウルなどでよく混ぜ合わせてペースト状にします。このペーストを汚れた部分に塗ってしばらく放置し、その後水で洗い流すか、雑巾などで拭き取ります。
この洗剤は、ガスコンロやシンクなどのキッチン周りや、浴室やトイレなどの水回りに使うと効果的です。
ただし、重曹と酢が入った洗剤を使うときには注意点もあります。
重曹と酢を混ぜると中和反応が起こるので、汚れを分解する力は弱くなります。そのため、重曹だけでこすってから酢をかける方が効率的な場合もあります。
また、重曹や酢は金属や木材などにダメージを与える可能性もあるので、使用前に目立たない部分で試してみることをおすすめします。
【引用元:https://www.youtube.com/watch?v=7akremAFVvA】
香水代わりのアイテムの作り方
すごく簡単に作れる香水変わりのアイテムとして柔軟剤スプレーというものがあります。携帯出来るので気になった時にすぐに使用出来るのがメリットです。
柔軟剤の効果で香りつけや静電気防止、しわ取り、除菌、消臭などが期待できます。
スプレーボトルに水100mlと柔軟剤を小さじ一杯を入れて混ぜます。水の量に対して柔軟剤の量は5%がオススメです。
洗濯の際に気をつけること
- 洗濯物を色や素材で分けること。色移りや縮みを防ぐために、濃い色と淡い色、デリケートな素材とそうでない素材は別々に洗いましょう。
- 洗剤や柔軟剤の量は適量を守ること。洗剤や柔軟剤は多く入れても少なく入れてもメリットはありません。適量を測って投入しましょう。
- 洗濯コースは衣類に合わせて選ぶこと。基本的には「標準(おまかせ)」で大丈夫ですが、デリケートな衣類は「おしゃれ着洗い」や「ドライ(手洗い)」などのコースを選びましょう。
- 水温は服にあった温度で洗うこと。水温が低すぎると汚れが落ちにくくなりますが、高すぎると色落ちや縮みの原因になります。一般的には20~40℃がおすすめです。
- 洗濯が終わったらすぐに取り出して干すこと。湿った状態が長く続くと菌が繁殖して臭いが発生します。干す前にシワを伸ばしてから、風通しの良い場所に干しましょう。
記事のまとめ
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臭い服の原因とその対策について詳しく調査しました。
臭い服の原因は、汗や皮脂、洗濯機や部屋干しが十分に出来てないなどの不備などがあります。
対策としては、汗をかいたらすぐに着替える、洗濯機を定期的に掃除する、部屋干しするときは換気や除湿をすることで改善されていきます。
重曹と酢が入った洗剤は簡単に作ることができとても効果的ですので是非お試しください。
記事を読んで頂きありがとうございました。
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