駅や電車内で気になる迷惑行為2023。関西と関東の違いを調査

モラル
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電車は多くの人が利用する公共の交通機関です。そのため、周りの人に迷惑をかけないように、最低限のマナーを守ることで気持ちよく乗車できるはずです。

しかし、電車内で見かけるマナー違反行為は少なくありませんし、どうしても気になってしまいます。

自分にとっては迷惑行為ではないだろうと思っていても他人からすると迷惑行為に感じてしまうものもあります。

日本民営鉄道協会が毎年発表している「駅と電車内の迷惑行為ランキング」 を参考に、どのような行為が迷惑に感じられているか、また関西と関東では電車内での気になる違反行為やどのような違いがあるかを調査してみました。

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座席の座り方(詰めない・足を伸ばす等)

過去10年間で8回も1位になっており、最も根強い迷惑行為と言えます。

特に席を詰めて座らないことや足を伸ばすことが多く指摘されています。

これらの行為は、他の乗客に座るスペースを奪ったり、足元を邪魔したりするため、混雑した時間帯には特に不快感を与えます。

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騒々しい会話・はしゃぎまわり

2021年度に1位だったものが順位を下げました。これはコロナ禍が落ち着きつつあり、大声で話すことへの警戒心が減ってきたことを反映している可能性があります。

しかし、それでも多くの人が気になる行為であることに変わりはありません。

騒音はストレスや不快感を引き起こすだけでなく、周囲の会話やアナウンスなど重要な情報を聞き取りづらくする場合もあります。

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乗降時のマナー(扉付近で妨げる等)

2020年度から3年連続で3位にランクインしています。

扉付近に立って乗降を妨げることや、乗車前に降車する人を待たないことなどが問題視されています。これらの行為は、乗降時間を長引かせたり、乗客同士の衝突やけがの原因になったりする恐れがあります。

また、乗降時に無理やり割り込んだりすることもマナー違反です。

優先席に座っているのに席を譲らない


基本的に優先席は、優先席は、高齢者、身体障害者、妊婦さん、乳幼児連れの方などが利用するために設けられています。

そのため、優先席に座っている場合は、必要な方に譲ることが一般的なマナーとされています。

ただし、優先席が空席である場合や、必要な方がいない場合は、通常の席と同じように使用しても問題はないと思います。

音漏れするイヤホンで音楽を聴く


電車内では、静かに過ごすことが求められます。音楽を聴く場合は、イヤホンやヘッドホンを使うことが一般的な常識だと思います。

しかし、イヤホンでから漏れするほどの音量で音楽を聴く人がいるのも事実。

これは、周りの人に不快な思いをさせるだけでなく、安全放送や駅のアナウンスなどを聞き逃したり乗り過ごす可能性もあります。安価なイヤホンですと音漏れは比較的、起こりやすいようです

ドア付近の絶妙な位置に立ち止まる


電車内では、空いているスペースに移動して、できるだけ多くの人が乗れるようにすることがマナーです。しかし、ドア付近で立ち止まる人がいます。

これは、降りたい人や乗りたい人の邪魔になるだけでなく、ドアがスムーズに閉まらなくなる原因にもなります。

電車のアナウンスでマナーに関してお知らせがある場合はクレームが入っている証拠?

電車のアナウンスでマナーに関してお知らせがある場合は、必ずしもクレームが入っている証拠とは言えません。電車のアナウンスでマナーに関してお知らせする理由は、以下のようなものが考えられます。

お客様からのご要望や苦情に応えるため:電車の利用者から、携帯電話の通話や音楽の再生、飲食や化粧などについて、迷惑だという声が多く寄せられている場合、鉄道会社はそれに応えてマナー向上を呼びかけることがあります。

健康増進法などの法律に基づくため:駅構内や車内での喫煙は、健康増進法によって禁止されています。鉄道会社は、法律を守ってもらうために、終日禁煙であることをアナウンスすることがあります。

事故やトラブルを防止するため:駅や車内では、かけこみ乗車や歩きスマホ、ローラーシューズなどで遊ぶなどの行為が事故やトラブルの原因になります。鉄道会社は、安全を確保するために、危険な行為をしないようにアナウンスすることがあります。

以上のように、電車のアナウンスでマナーに関してお知らせする理由は様々ですが、それらはすべてお客様の快適さや安全性を高めるためのものです。

クレームが入っているからというだけではなく、鉄道会社が自主的に行っている場合も多いです。

電車のアナウンスは、鉄道会社からのメッセージとして受け止めて、マナーを守って電車を利用しましょう。

関西と関東でマナー違反に対する感覚や優先順位が異なる理由は?

関西と関東でマナー違反に対する感覚や優先順位が異なる理由は、一概には言えませんが、以下のような要因が考えられます。

文化的な違い

関西と関東では、歴史的にも地理的にも異なる文化が形成されてきました。例えば、関西では人とのコミュニケーションを重視し、会話や笑いを楽しむ傾向があるため、騒音に対して寛容な場合があります。一方、関東では秩序や規律を重視し、静かにすることが礼儀とされる場合があります。このように、文化的な違いがマナー違反に対する感覚や優先順位に影響している可能性があります。

人口密度の違い

関西と関東では、人口密度や電車の混雑度にも違いがあります。例えば、東京都の人口密度は約6,300人/㎢であり、大阪府の約2倍です。また、東京都の電車の混雑率は約200%であり、大阪府の約1.5倍です。このように、人口密度や電車の混雑度が高い場合は、スペースやプライバシーを奪われることへの不快感やストレスが高まり、マナー違反に対する敏感さや厳しさが増す可能性があります。

注意や指摘の違い

関西と関東では、マナー違反を見かけたときに注意や指摘をする人の割合にも違いがあります。例えば、株式会社UOCCが行ったアンケート調査では、「マナー違反の大人を見たら指摘や注意をしますか?」という質問に対して、「はい」と回答した人は関西では3.8%であるのに対し、関東では1.4%でした。

このように、注意や指摘をする人が多い場合は、マナー違反をする人が減るかもしれませんし、少ない場合は増えるかもしれません。

また、注意や指摘をされたときの反応も地域によって異なるかもしれません。

以上のように、関西と関東でマナー違反に対する感覚や優先順位が異なる理由は複雑かつ様々です。

しかし、どちらの地域でも共通していることは、周囲の人に配慮することが大切であるということです。駅や電車内は多くの人が利用する共有空間ですから、自分だけでなく他人の立場に立って行動することがマナーの基本だと思います。

電車の暗黙のルールとは?

説明は必要ないかも知れませんが電車の暗黙のルールとは、乗客同士がお互いに気遣いや配慮をするために守るべきマナーや慣習のことです。

電車の暗黙のルールは地域や路線によって異なる場合がありますが、一般的に以下のようなものがあります。

  • ホームでは整列して電車を待つ。ドア位置を示すサインや先頭車両表示板などを参考にする。
  • 乗り降りの際は降車優先。乗り込む前に降りる人がいるかどうか確認し、必要ならホームに一歩下りて道を空ける。
  • ドア付近に乗っている人は毎駅いったんホームに降りる。ただしドア脇の角位置にいる人は体を縮めてやり過ごすこともできる。
  • 目的駅に到着する少し前から降りたい空気を出しておく。荷物を持ち直したり、スマホをしまったりするなどして降りる準備をする。
  • 「降ります!」と大声を出すのはちょっとダサい。降りたい気配を出しても道を空けてくれない人がいたら、小さな声で「すみません、降ります」と言う。
  • 時にはちょっとした強引さも持つ。次の電車を待っても混雑する場合は、多少強引に乗り込んでもよい。ただし荷物や体で他の人にぶつからないように注意する。
  • リュックなどの荷物は体の前に持つ。背中に背負っていると他の人に当たったり邪魔になったりする可能性がある。
  • 新聞は小さく折りたたんで読む。広げて読むと他の人の視界や空間を奪ってしまう。
  • 電話や音楽はイヤホンやヘッドホンで聞く。音漏れしないように音量を調整する。通話は必要最低限にする。
  • 飲食は控える。匂いや音が他の人に不快感を与えることがある。また、飲み物はこぼしたりこぼされたりする危険がある。
  • 病気や体調不良の場合はマスクを着用する。他の人に感染させないように気をつける。

以上が電車の暗黙のルールの一例です。これらのルールは法律ではありませんが、守ることにより快適で安全な電車の利用ができます。

電車内では周囲への配慮や協力が大切ですね。

マナーが確認出来るサイト4選

JR西日本が行っているマナー啓発キャンペーンのサイトです。電車での迷惑行為の種類や対処法について、イラストや動画でわかりやすく紹介しています。

また、マナーいきものペディアというキャラクターも登場して、楽しく学べます。

日本民営鉄道協会が運営する、鉄道に関する子ども向けサイトです。

電車でのマナーについて、クイズやゲームで学べます。また、鉄道の歴史や仕組みなどについても知ることができます。

医療系専門職向けの情報サイトです。電車内での化粧や飲食、座り方や荷物の置き方などについて、イラストで解説しています。ビジネスシーンでも役立つマナーを身につけましょう。

知っておきたい日本で電車に乗るときのマナー | tsunagu Japan

日本の文化や観光に関する情報サイトです。日本で電車に乗るときのマナーについて、外国人観光客向けに紹介しています。

携帯電話やイヤホンなどの使い方や、優先座席や女性専用車両などの注意点などがわかります。

記事のまとめ

電車は多くの人が利用する公共の交通機関であり、周りの人に迷惑をかけないようにマナーを守ることが大切である。

電車内で見かけるマナー違反行為は少なくなく、自分では気にならなくても他人からは迷惑に感じられるものもある。

日本民営鉄道協会が発表したランキングでは、駅と電車内で最も多く指摘された迷惑行為は「座席やドア付近で荷物を置くこと」であった。

関西と関東では、迷惑行為に対する感じ方や対処法に違いがある。例えば、関西では「座席を譲らないこと」がより不快に感じられる一方、関東では「電話やスマホで話すこと」がより不快に感じられる。

電車でのマナー違反行為は、自分だけでなく他人にも影響するものである。乗客同士が互いに配慮し合うことで、快適な電車利用が可能になる。

記事に目を通して頂きありがとうございました。

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